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たった一社であきらめてしまうのも・・・。
そんな気持ちで、もう一件。
ホームページをたくさんチェックし、友達から電話帳まで借りてきて、隅々まで見てみたのです。
とある有名人さんの写真の載っているところなら、信用できるような気がしてきました。
他にも、社長さんらしき人の写真が載っているところや、女性の探偵事務所まであったのです。
そんなところを中心にいくつか絞り込み、ようやく一件を選びだしました。
同じような手順で、電話からの相談開始。
やはり電話口では調査料金を教えてくれない。
相談相手。
今度は、この間より少し若めの人。
前の威圧的な話し方とは間逆で、やたらと同調してくる。
って、いうか、ストーカーにあったことがあるんですか？というタイプに見えるだけに、わたしがさらに同調することはできなかった。
ここでもやはり、１日では結果は出ないだろうから、と、数日間の調査をすすめられた。
しかも、自分は相談担当で、調査担当は別にいるというので、細かいことはわからないという。
そんな、あいまいな調査なんて、お金を出す立場としてはまかせられないじゃないですか。
その後、しつこく営業電話のように、心配するそぶりで電話がかかってきましたが、何度も丁寧にお断りしました。
もうあきらめようかと思っていた矢先、調査料金を明確にしたホームページを見つけたのです。
だいたいの調査料金と方法がわかって、どこか安心し、詳しくはご相談くださいとなっていたので、電話することにしてみたのです。
待ち合わせ場所に表れたのは、一人の男性。
そんなに若くはありませんが、おじさんでもない。
近くにある喫茶店に入るまで、てきとうに世間話をして歩く。
探偵さんのイメージはなく、明るく話せる感じ？
コーヒーが届き、本題に入ると、とたん真面目な顔で話しを聞いてくれました。
そして、ストーカーの怖さや、警察が介入しにくい事実をわかりやすく説明してくれ、相手を逆上させない大切さを知ったのです。
やはり、同じような調査経験があるので、とてもわかりやすかったです。
自分の出せる限界の金額にあった調査方法の提示。
そして、なにより。
話しを聞いてくれた担当者がそのまま調査の担当をしてくれるのだという。
調査後のアフターケアもある程度は無料でしているのだと、教えてくれました。
ただ。
浮気調査後の主婦の寂しさを埋めるための話し相手になるのは、上手に断るのが難しいと、ちょっと笑いを交えて話していました。
ストーカーかどうか決まったわけではありませんが、やはり怖いので、調査依頼してみることにしたのです。 |
